視覚障がいのある方とともにJR代々木駅、新宿駅、高田馬場駅の危険箇所、問題箇所などを現場視察しました。
・ホームドアがあると安全性が高まること。またホームドアがあると、ホームドアと黄色い線の間が開くので、並んでいる人に当たらずにスムーズに移動できる。
・音での誘導は非常に便利で有効。階段やトイレは知らせる音があるが、エレベーターは音で教える装置がない。視覚障がい者が高齢化しているのでエレベーターにも音で知らせるのは必要。
・多目的トイレは使えない。ドア開閉のボタンの位置がわからない。例えば全国一律で規格化することによって一度覚えればどこでも使えるようになるような配慮など。
・またトイレのスピーカーで「右側が女子トイレです」などの案内も、スピーカーからの立ち位置によっては、どちらの向きでの右側なのかわからない場合もる。スピーカーの正面にたつのが前提
とは限らない…。
・歩きスマホの人は最近へったが、点字ブロックの上に立っている「音楽を聞きながら立ち止まりスマホ」の人にはよくぶつってしまう(普通に立っていれば気配で気付いて避けてくれる)。
現場で見て初めてわかる、危険性や不便なところ、また、さまざまご意見を頂きました。
また、今回の活動を越谷の視覚障がい者のNPOの方々にお伝えしたところ、今回は駅での問題でしたが、最近の問題点としては、視覚障がい者の方が認知症になってしまった時、それに伴うケアの仕方が良くわからないがために、悲惨な状態になっているケースが少なくないとの事でした。
メディアが伝えない出来事があまりにも多く、
現場主義の大切さを改めて実感させて頂きました…とのご意見も頂きました。
問題は山積みです。ハードの強化のみを考えると途方もないですが、私たち一人一人が、思いやりと想像力(例えばこの状況だと困る人がいるのでは?と思えるセンス)をもっていけばソフト面でカバーできることもあると思いました。