世田谷区にある医療法人社団プラタナス桜新町アーバンクリニック様の「在宅医療におけるチームケアの実践」について、勉強させて頂きました。
死亡原因の4割近くがガンなっている昨今、医療の目標は治療というよりもQOLに変化していっております。
これからのケアの場は病院より自宅・居住地域の方がより望ましとのことです。
桜新町アーバンクリニック様では、医療、看護、介護、ご家族などの他職種連携にICT…いわゆるスマートフォン、タブレットを用い効率的な情報の共有を行っておりました。
事務作業に追われていた時間を削減することにより、訪問滞在時間が2倍に増え、より質の高い在宅サービスが可能になったとのこと。
ただひとつ言えるのは、ICTを導入すればただちに効率的になるのではなく、その根幹には普段からの医療や介護、ご家族の密な連携の上に成り立つものである、ということです。
ここはスゴイ!と思ったところは、スタッフの方が訪問し、カルテなどの報告書はその場でスマートフォンに録音しメールで添付し、その音声を聞きながら専任スタッフが入力するのですが、この専任スタッフは医療的な専門用語が分かるスタッフでなければなりません。たとえば結婚されて一度退職された看護師さんなど、ご自宅でお子さんを見ながら、お子さんが昼寝した開いた時間でお仕事ができ、雇用が創出出来るという点です。このお仕事ならネット環境さえあれば、どこに住んでいても出来るという利点があります。
そういったさまざまな可能性を感じた視察でした(島)