「こみけん」(蔵の街コミュニティケア研究会)の大澤代表に地域包括ケアシステムについてご指導頂きました(山口栃木県代表とともに)。
「こみけん」は介護保険がスタートした2000年4月に栃木市地域の福祉の力を高めようと、地元の有志8人の発起人(医師、薬剤師、在宅介護相談員、保健師、介護福祉関連専門学校講師、民間の介護事業者、行政関係者等)によって発足。
高齢者が介護を必要とする状態になっても、安心して生活できるようにつくられた介護保険ですが、福祉の一部を担うものであり、地域のすべての人々が協力して地域全体の「福祉力」を高めることが必要ではないかとの視点で「こみけん」はネットワークを作られました。発足時は会員40名でしたが、現在は300名を超え、2ヶ月に1度さまざまな課題、デーマを研究しております。
そして研究会終了後には顔の見える連携の充実のために懇親会を開き、当日の研究会の講師にも参加頂き、質問したり、本音で語り合っているとのことです。
たとえば実際に会議などを開いても、会議のなかではなかなか本音が出ず、また名刺交換すらしないといった現状もあるようです。地域包括ケアシステムの一番の根幹はやはり信頼であり、人間としての絆…いわゆるソフトの部分であると感じました。
4月にはこのこみけんの会合がございますので、見学させていただく予定です。(島)。