今地球上において、全世界の人々が一丸となって取り組まなければ解決できない問題が山積している。
ここで、経済力や軍事力という『覇道の力』すなわち『ハードパワー』が席巻する動乱時代に時を逆行させることなく、あくまでも道徳性・文化性という『王道の力』すなわち『ソフトパワー』への信頼をもって新時代を開くことが重要である。
世界的に景気が低迷している今こそ、人類の命運をかけて、経済的不安が戦乱を招くという歴史を繰り返さないよう、対話という万能の道具を駆使し、全人類の幸福という共通の大目的に立った、人間主義のネットワークを、世界に広げることが必要である。
公正・誠実・真剣という土台の上での、互いの「共通性」「普遍性」を発見する。国や文化が異なっても、同じ「人間」として理解しあえる喜びを分かち合う『共感の対話』。
自分本位ではなく、相手が言いたい、聞いて欲しい、と思っていることに、勇気をもって切りこんでいく。相手の立場に立つ。同苦する。その上で、自らの信念を語り、理解と友情を深めていく『信頼の対話』。
何を”話すか”の前に、何を”聞くか”が大事であることを銘記し、相手に耳を傾けて学び、子どものころの思いでや個人的な出来事を呼び起こしては、人間がそれぞれ内面にもつ高貴なものを引き出していく『創造の対話』。
未開の原野を切り開かなければ、新しい道はできない。様々な世界的問題が渦巻く現代のグローバル社会にあって、共感と信頼と創造の対話をもって、希望の未来を全力で開いて行きたい!
(※この記事はさいたま市議会議員時代の記事です)