今日急激な高齢化の進展、ノーマライゼーションの理念の浸透などから、高齢者や障害者が公共交通を利用する際の利便性及び安全性の向上は、まちづくりにおいて欠かすことのできない課題となっております。
さいたま市においても、国の交通バリアフリー法を受けた交通バリアフリー基本構想に基づき、鉄道駅のエレベーターの設置等に加え、周辺の公共施設への移動経路のバリアフリー化を平成22年を目途に着実に進ています。
現在、見沼区においては東武野田線の大和田駅に続いて七里駅へのエレベータの設置、その後、JRとの協議を踏まえ東大宮駅の東口並びに構内へのエレベーターの設置を推進して参ります。
さらに、さいたま市総合都市交通体系マスタープラン、交通環境プラン、公共交通ネットワーク基本計画に基づき、交通弱者の移動環境の整備を進めて参ります。
特に、本市は鉄道とバス交通が融合し、地域の公共交通ネットワークを構成しており、安全でスムーズな乗り継ぎができる連絡経路の整備は重要な課題であります。
今後は、現行の施設におけるバリアフリー化の推進と共に、駅前広場等の再開発や駅舎の高架化などの事業と並行し、高齢者や障害者の方々がバスと鉄道をスムーズに乗り継げる環境の整備にも全力で取り組んで参ります。
(※この記事はさいたま市議会議員時代の記事です)